なぜ傾聴をしようと思ったのか(2)

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身近な人と幸せに暮らすための傾聴の

青柳風花です。

 

なぜ傾聴をしようとしたのか、の3つ目のきっかけです

 

施設にいる父は、

初恋の女性が自分に会いに来るという話を

度々、私によくしていました。
父「1階で、知り合いと囲碁をしてたら5m先で

●●さんが、こちらを微笑んでみている。

声をかけようとしたけど、人違いかと思って

声をかけられなかった。でもきっと●●さんだと思う。」

 

私「見た目はどうだった?」

 

父「それが不思議なんだよなあ。

見た目は昔と同じ20代くらいなんだ。

俺と同じ歳なのになあ。(父は80代です。)」

 

私「(それは明らかに幻でしょ?!、と思うが黙っている)……」

 

2019年になってからは会うたびに
その話をしていました。

(兄や弟や親せきにも信じてもらえないので
ほとんど話をしていなかった。)

父は、囲碁もするし、確定申告も自分で行うし、
計算はでき、家族や周りの人とは
普通に話は、していました。
しかし、母が亡くなり、しばらく経ってから(26年前)
初恋の女性が近くに来ている、会いに来るという
話(妄想)をするようになりました。

 

いくら、否定しても、意固地になり、
本当なんだ、手紙を送ったり、

電話をしたいというようになります。

 

 

ストーカーのように相手や相手の家族に
迷惑をかけてしまうのではないかと思った私は

「そうなんだ。そのうち、紹介してよ。」

と父の話を否定せずに話を聴くようになりました。

 

 

そうすると、
父は、楽しそうに話をして、相手に手紙を送ったり、
電話をしようとはしなくなりました。

否定せずに自分の話を聴いてもらうと
人は満足できるんだ、と感じました。

 

 

何度も、何度も同じ話をします。

他の事柄では、思い込みや妄想はないのに

初恋の人が会いにくる話は例外でした。

父の葬儀の後の食事の時には

家族、親戚でこの件で

父の思い込みの強さについて話題にのぼりました。

母が亡くなった後、

父はよほど寂しかったのでしょうか?

父の心の拠り所となっていたような気がします。

 

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