リッツ・カールトンより、ゲストハウスを選ぶなと思った

 

2020年9月上旬、私たち家族は
日光中善寺湖へ2泊3日の旅行に
林の中の古いホテルに泊まった。
(超高級老舗ホテルではない)
最後の日は、以前から興味のあったゲストハウスの人に
バードウォッチングのガイドをしてもらい、
ゲストハウスにも行った。
たくさん話して興味深く面白かったので
次回は、家族でゲストハウスに泊まるかも、と感じた。
人や周辺情報を知りたい私たち家族にとっては
リッツ・カールトンや星野リゾートの超高級ホテルは
泊まらないだろうと思った、という事を書きます。

1.子どもは大きくなると、親についてこない。

 

日光で泊まったのは、光徳沼近くの古いホテルでした。
(食事は近くのお店で食べればいいと
素泊まりで予約。
しかし、朝は素朴で美味しいおにぎりを
サービスしてくれて嬉しかった!)

涼しいのはいいのですが、
晴れたのは2日目の午前中くらいです。

子どもたちはもう大きくなっていて
(上は大学1年娘、下は小学5年息子)
親のいう通りなんか、
必ずしもいっしょに行動しません。

娘は午前中は何もないと
布団から起きてこない人。
だから、午前中はいっしょに観光しない。
(<=3年寝太郎みたいな人)

息子も、
「あまり興味ないから、
いっしょに行かな~い」と言って
宿の部屋でipadでYoutube見てますw

結局、夫と私で
二人で、湖にドライブして
カフェオレ飲んだり、
大人2人で、自然博物館
行きましたよ!!

自然博物館は
昆虫の顔が立体的に
展示してあったり、
いろんな日光の散歩ルートが、
行き方や、
何が見れるか説明されています。
夫より、私の方が熱心に
見ていました。

自然博物館の動画では
日光の四季の説明があって
夏、秋もいいけど、
冬の雪原は人がいなくて
最高だなあ。

クロスカントリースキーしたい!と
夫に話してましたね。

夫とくだらない話しながら、
カフェオレを飲んで中禅寺湖を眺めていました。

飲んでいた所は、カフェのお店内じゃなくて、
お店の外の駐車場の端っこ。
湖を見下ろす所に
無理やり、席作ってますからね(笑)
乗り越えたら、崖下に落ちちゃう場所です。

風が最高に気持ち良かったです~。
桟橋に警官や人がいっぱいいて、
「なんだろう」と見ていたら、
スワンボートで10隻くらいで
レースを始めたのにはびっくりしました(笑)
幸せな時間でしたね!

こうして、子どもが大きくなったら
夫婦だけの時間が増えていくんだな、と感じました。

だからこそ、結婚している夫婦なら
仲良くしていないと
長い人生、つまらないですよね。

結婚していて話ができない夫婦、
思った事を言えない夫婦、
協力して何もできない夫婦は
いっしょにいる意味ないんじゃない。

それなら、いっしょにいなくていいと私は思いますね。

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経済的に問題がなくても
話ができない夫婦は不幸せです。
そういう人、たくさんいます。

経済的に余裕がなかったとしても
お互い話ができる夫婦は幸せです。
二人で協力して状況は
いかようにも変えられますから。

話ができない夫婦なら、
距離を置くなり、離婚して、
もっと居心地いい他の大人や友人と
過ごした方が幸せでしょう。

でもきっとその時、女性の方が
元気なんだろうなあ。
(実妹や他の方も、見ていると女性が元気)
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お昼は、ホテルに戻り、
子どもたち2人を連れて
評判が良い
アットホームな居酒屋のようなお店へ
食べにいきました。

2.こじんまりしたアットホームなお店でお昼を食べる

2日目のお昼ご飯は
家族でやってるアットホームなお店は
狭いのですが、可愛らしいピンクお店。
のメニューが豊富。

周りには、他にも古いお店、有名なお店、
高級なフランス料理、カフェがあるけど、
そういうお店は、入ったし、
興味がなかったんですよね。

メニュー豊富で、旬の食材が食べられるから、
私が選んでいて、家族もいいよとここに来たわけです。

スパゲッティや私のキムチ豚丼ぶり
サラダも他の野菜の付け合わせいっぱいあり。
美味しかった。(量が多すぎるくらい)
そして高過ぎない。

店員もきびきび動き、
すぐに料理が運ばれる感じのお店。

お店には後々から人が来て、
途切れません。

そもそも、この辺にはこういうアットホームで
メニューが豊富なお店がないみたいなんです。

古めかしいやる気のないお店。
無駄に高級路線のお店。
そういうお店は入りたくないんですよね。

食事の後、お店の入口近くに置いてある
ネイチャーツアーのパンフレットを
見つけたのです。

3.ガイド付きでバードウォッチングをする。

「これは、私が目をつけていたゲストハウスJUN&KEIの
人が作ったパンフレットだあ!」

私はホテルの多すぎる食事が好きじゃないんですよ。
それに、ホテルでは、客と従業員が距離があって、
大っぴらに出せない土地の実情などの生きた話ができない。

だから、ゲストハウスに泊まりたいなあと思っていたのです。

昔は、ゲストハウスと言えばユースホステルみたいに
安かろう悪かろうだったけど、
最近はカフェみたいに
おしゃれなところもできています。
ゲストハウスは何より、人と人との繋がりを生む場や、
地域の魅力を発信する場として作られています。

だけど、夫は「え~。僕は昔、若い頃、
バックパッカーだったけど、今はそういうの嫌~。」
と言ってたので、今回、泊まるのはホテルを
選んでもらいました。
ところが、まさか、ゲストハウスと縁ができて嬉しい~!!
早速、私は次の日に
ビジターセンターで3年働いた人に
ガイドをしてもらうバードウォッチングと
日光鹿革細工教室をメールで予約したのです。
10時に
私たちが宿泊していたホテルまで来てもらい、
ホテル付近を1時間かけて歩いてバードウォッチング。
双眼鏡を私たち家族4人それぞれに貸してくれて
使い方を教わり、鳥を探します。
結果からいくと、鳥は2種類しか見られませんでした!

でもね。
「ジュウシマツと似た他の鳥との見分け方」
「近所の牧場主が去年亡くなったから、今、大変とか」
「他の植物の名前を教わったり、鹿の食べた笹を教えてもらう。」
など教えてもらいましたよ!

ガイドをしている人は、生き物が大好きなんですよね。
大好きな人から、そのものを説明してもらうのすごく楽しい~。

「あのガイドの男の人いいね~。」
と夫もとても楽しんでいました。

バードウォッチングのあと、
すぐに移動して、
念願のゲストハウスに行って
ガイドの妹さんから、
鹿革細工を教わります。

皮細工の前には、
日光で増え過ぎた鹿についてのレクチャーを兼ねた
クイズを解きます。

日光では、鹿が増え過ぎて、木の幹がかじられて
木が枯れてしまう、だから鹿が駆除されます。

食用にできればいいのですが、
原発事故で放射性物質の濃度が
高くて食用にする許可が下りないのです。

せめて、皮は鹿革細工に有効活用としているのです。
夫も息子、娘4人で革細工を体験しました。
鹿革は初めて、触りましたが薄くて柔らかいですね。
私は、赤い革のブレスレットを作りました!
(娘もブレスレット、夫は名札、息子は巾着袋に
革のアップリケ)
革細工体験が終わっても
私と夫は、ゲストハウスの兄妹と
話していました。

ゲストハウスを建てた時の話、
隣の廃墟になった古いホテルの話
(日光のホテルは廃墟のままが多い)
日光の土地の実情(買える土地がなかなか出ない)、
海外から長期にくるお客、
登山の話、冬の日光の素敵さ、
知り合いがやっているカヌー体験、
こういうお店がもっとあったらいい
など、話が尽きなかったです。

こちらのゲストハウスは
新築でこじんまりと作ってあり、
木の家で使いやすそうな
共有のキッチンもあり、
次回、泊まってみたいねえ、と
夫と話してました。

中善寺湖にはリッツカールトンや、
星野リゾートのホテルなどの
高級ホテルもありますが、

私たち家族は、
その土地に根を張って暮らしている人から
生の情報を知りたいので
それらのホテルは泊まらないと思います。

人と会話したりするのが
面倒になったら、
泊まるかもしれませんね。

それよりも
地元をよく知っていて、
日光の自然に詳しく、
地元のネットワークがあり、
大勢の一人としてではなく、
丁寧に接してくれる。

規模が小さいからこそできる
サイトを作り、
パンフレットを利用して、
情報を発信していく。
丁寧に経営したら、
コアなお客様はつく。

大きなホテルを作っても
ただ大きいだけなら、
魅力はないし、
方向性もすぐに変更できない。
逆に無駄に大きな入れ物は壊しにくく
負債になりやすい。

私がやる傾聴も
こんな感じで続けていくんだよね、と
改めて思いました。

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