私が傾聴してきた人で
親が、子ども(自分自身)の話を
聴かない、聴けない人だったという方が
結構います。
親(特に母親)から話を聴いてもらっていない人
こういう方、複数います。
とてもご本人は辛かったろうと
思います。
実は、その母親自身も、
親から話を
聴いてもらっていなかった事が
多いです。
母親の母親(お祖母ちゃん)も
子ども(母親)の話を聴いてこなかったから、
母親も、人の話を聴くという事がわからない、
だから、話を聴けないという事があります。
親が辛い思いをしてきて、
その気持ちを吐き出す事ができなかった
母親は、普段、辛い思いをしてきて
育ってきた。
または、祖母や祖父から
話を聴いてもらってこなかった、
あるいは、
「お前が悪い」
「●●は、できない子」
と否定された。
母親の辛い気持ちを
子どもに話し、
子どもがずっと
母親の愚痴の聞き役をしてきた、と
いう方もいます。
母親はそれで気が済むかもしれません。
しかし、子どもは大変です。
小さい子どもこそ、感情を吐き出し、
聞いてもらいたいのです。
それなのに、話を聴いてもらえないのはとても苦しいです。
親があまりにも大変なので
自分は問題を起こさずに親に負担を
かけまいとします。
(↑中学生の時に、
母の病気が深刻だと
知っていたので、
私もその気持ちは
少しわかる気がします。)
あまりにもいい子を演じると…
自分は問題を起こさずに
感情を押し殺して
いい子の振る舞いをしてると
周りや先生は、気づきにくいです。
親や教師の顔色を見て
自分の行動を決める習慣になっていると
ホンネを言ったり、
したい事をするのが苦手です。
これが続くと
心の中にストレスを抱えて
飽和状態になると、
無気力になったり、
鬱になったりします。
こんな時は感情を押し殺す事なく、
辛い、と
いつも心配なんだ、と
誰かに話を聴いてもらう事が大切です。
ちょっとこれは、私にも
当てはまるかも…..
母が亡くなるまでに
母の事をあまり人に
話す事がなかったですね。
かろうじて、
夫には話したような気がします(笑)
夫には感謝ですね。