病気がちだった私の母ですが、
母に話を聴いてもらい
とても嬉しかった事を今回、書き記します。
私が中学1年の学級委員だった時です。
いつもオドオドして
人と話をするのが苦手な
女の子(Aちゃん)がいました。
クラスに長身で顔はハンサムな
バスケ部の男子(N)がいました。
顔はいいが、性格は悪く、
Aちゃんの態度が気にくわなくて
足を蹴ったりしていました。
ある時、私が
「やめなさいよ!」
とAちゃんをかばったら、
Nは、私のお腹を思いっきり、
足で蹴りました。
私はびっくりして
悔しくて泣きました。
「女子を蹴るか?卑怯者!!」と感じ、
私は空手を習って、
やり返したかったですw
私の女友達の何人かに
「謝んなさいよ。」
と言われて
渋々、Nは私に謝りました。
しかし、今度はクラス替えをするまで
Nは私にネチネチ、
いじわるをします。
その頃は、憂鬱でしたが、
ある時、母に渋々、
その事を話すと
「風花、負けるな」
と短く、言ってくれました。
私は「うん。」と言って、
クラス替えをするまで
耐えられました。
今ではその頃の詳細な記憶は
曖昧になってきますが、
母がそう言ってくれたのは
本当に嬉しかったです。
私の話を聴いて
励ましてくれました。
母に感謝しています。
ただ、話を聴いてあげる事が力になる
本当に辛い体験からは
逃げたほうがいいです。
しかし、実際に、状況を変える事は
できなくても
(程度にもよりますが)
人は、話を聴いてもらう事で
辛い体験を乗り越える事が
できます。
もし、周りに大変な思いを
している人がいて、
自分はその人に
直接、何もしてあげられないと
思う事が、あるかもしれません。
または、
自分は無力だと感じるかもしれません。
そんな時は、
ただ、話を聴いて
相手の気持ちを理解する(共感)
という事をしてあげると
相手の方は、きっと嬉しいと思います。
私は一人でないと感じるからです。
私の気持ちを分かっている人が
いると思うと、心強いものなのです。
傾聴して、あなたの周りの人を
どうぞ幸せにしてくださいね。