林の中で味わった晴れ晴れしい気持ち
私は、先週の4連休を
ひんやりとした空気と
ミズナラやハルニレの木に囲まれた
奥日光のホテルで家族と
のんびりと過ごしていました。
ホテルは中禅寺湖から
離れているので
何度もバスで中禅寺湖の近くに
行きました。
深さ100mの
中善寺湖の周りは
22度の涼しい風に吹かれて
湖面も少し波打っています。
ホテルの周りは
一日中、鳥たちがさえずる
瑞々しい森。
そこで、のんびりと過ごす時間。
またしても
贅沢な時間を
過ごしていました。
実は、最初は家族4人で来る予定でした。
しかし、夫も娘も
予定ができてしまって、
急遽息子と2人だけに。
息子に
「2人だけでも行く?」
と聞いたら、
「行く!」
と言う。
夫は、急に義父の介護のため、
いっしょに旅行に行くのを
取りやめて
実家に行きました。
しかし、優しい夫は
「2人だけでも楽しんできてよ~!
ほんとは一緒に行きたかったんだけど、
ごめんね~」
と言ってくれます。
(なんて優しいのだろう!夫、ありがとう!!)
遠慮なく、
「ありがとう!!ではみんなの分も
楽しんでくるよ~」
と息子と2人旅行を楽しんだのでした。
夫がいないので、
私たちは車に乗れません。
(私はペーパードライバー)
しかし、代わりにバスを
何度も乗り降りすれば、
意外と問題なく、
中禅寺湖の周りを
行ったり来たり
できるものです。
電動のレンタサイクルも使いました!
(なんと300円/時で使えます。)
中禅寺湖の周りの
旧イタリア大使館別荘と
旧イギリス大使館別荘は私の大好きな場所です。
↓旧イタリア大使館別荘から中善寺湖を見た所
↓旧イギリス大使館別荘から中禅寺湖を見た所
↓旧イギリス大使館別荘の中
↓旧イギリス大使館別荘の2階では美味しいスコーンが
食べられます。
↓中禅寺湖側からイギリス大使館別荘を見た所、
去年も来たけど、今年も来れました!
また来年も来たいな。
時には息子と2人で
バスを間違えて、
中禅寺湖に行くところを、
逆の湯ノ湖へ
行ってしまったりもしました。
私「いや~。思いっきり、
間違えちゃったねぇ~。
まあ人生、
いろんな寄り道あるもんね。ハハ」
息子「まあ、しょうがないねえw」
それからは、息子も
お母さんにすべては
まかせてられないと、
息子「あれなら、大丈夫」と
バスをチェックしてくれるように
なりました。(笑)
連休の4日間の内、
2日目の午前中は、
マイカーが入れない地域にある、
西ノ湖へ一人で行きました。
(息子は、そこは行きたくないと言う)
私「一緒に旅行に来ても、
行きたい所は人それぞれよね。
じゃあ、お母さん、一人で行ってくるよ~♬」
私は、赤沼というバス停で降り、
違う電動バスに20分、乗り、
降りてから、林の中を
更に20分歩いて行きます。
サクサク、っと、
昨晩の雨でぬれた地面を
踏みしめて、
湖へ向かって歩いて行きます。
周りはみんな、友達や家族連れです。
私は、一人で歩いていました。
「身軽でいいじゃないの~」
とウキウキしてました。
林の中では、
マスクして
歩いている人もいましたが、
私は外して、歩いてましたよ。
この美味しい空気を
直接吸わないなんて
もったいない~。
マスクを外して歩いている人同士は
すれ違い様に
「こんにちは!」
「こんにちは!」
と言い合う。
山登りの人たちって
そういう挨拶しますよね。
知らない人でも、
下から登る人と
上から降りる人が
すれ違う時に
「こんにちは!」
「こんにちは!」
って言うんです。
挨拶をし合うと
心がパァーと明るくなります。
一人で歩いていても
一人っきりじゃないよ、って
気がします。
マスクしている人は
挨拶してくれませんでしたね~
(残念w)
↓一人で行った西ノ湖
林を一人で歩いていると、
私は私でいられます。
私は、母でもなく、妻でもなく、
娘でもなく、
私、青柳風花、一個人として、
自由に気兼ねなく、
身軽な存在としていられます。
↓一人で歩く林の中
「あああ。私は一人で自由なんだ。
望めば一人で贅沢な時間を自分に
与える事ができるんだ~。」
「義父は調子が悪いから、
夫は来れなかったけど、
私たちは遠慮しないで来て良かったなあ。」
「6年前は、義父も義母も義祖母も
父も入院していたなあ。
週末は、病院周りで、
自分の時間もなくて、
子どもの相手も
あんまりできなかったなあ。
子供たちも小さかった~。
その時の私の仕事は
私にとって、
すべてやり尽くした気持ち
だったんだな。
プライベートでは
自分が一人で
ゆっくりする時間
なんてなかった。
私が頑張れば、
なんとかなる、まだできる、と
気張って過ごしてたんだ。
それで、心も体も
折れたんだった(笑)
今は、変に頑張るとか、
全く思わなくなったな。
いいんだよ。
私は無理に頑張る事をやめたんだもん。
やりたくない事は
私はやりたくないです、
って言えるもんなあ。
一回言うと、
次から、ほんとにやりたくない仕事は
こないし、周りが気を
使ってくれるようになる。
私が得意じゃない事は、周りに頼んで
やってもらえばいいのよ。
私は、できる事だけやって、
楽しんで、周りに
感謝するだけでいいのよ~。」
私は、ここまで来たんだなあ、
今が最高だ、って晴れ晴れしい気持ちでした。
もっともっと、いろんな所へ行って、
やりたい事をしますよ。
ホテルに滞在中に
温泉には、朝と夕方に必ず2回は入り、
疲れをとるために、
じっくり浸かり、身体の毒素をとりました!
「幸せだなあ~。ふぅ~」
↓誰もいない時にこっそり写真を撮りましたw
贅沢って、
高価な物を買う事という人も
いるかもしれません。
それもありますね。
でも、
私は場所と関わる人と時間を
自分で思いのままにできる事の方が
贅沢なんだと思います。
それを自分に許す事が、
自分を甘やかす事なんですね。
私は、温泉に何度も入っていて、
「私は、今の状態に、
何を足したら、
もっと贅沢な気分に
なるだろうか?」
と考えたんです。
「それなら、
やっぱり、
人に話を聴いてもらう事を
加えたら完璧だな」
と濁ったお湯を両手ですくって
顔を洗いながら、思います。
それなら、
どこにいても
温泉に入ったように
リラックスして
贅沢な気分を味わえる。
何も否定されず、
何を言ってもいい。
自由に
自分の感情をヒャッホーって楽しんだり、
過去を思い返したり、
後悔したり、憤ったり、
ピョンピョン、
トランポリンで跳ねるように
感情の思うままに話す。
一度だけでは足りなくて、
何度も何度も、
信頼できる人に話を
聴いてもらう事で
安心できる。
聴き手に相づちを打ってもらったり、
整理して返してもらうと
自分が本当は何を思っていたか
大切に思っていたかがわかる。
自分の事を本当に理解できると
感情の高波に揉まれて
アップアップしていた自分が、
凪いだ水面に
落ち着いた気持ちで浮かぶ事ができる。
傾聴の後は、
温泉から出たみたいに
リラックスして、
よし、明日から
また元気で頑張ろうっと
思えます。
短い時間20分でいいんです。
それを継続して
月に2回あれば、
だいぶ気持ちが変わる。
人に気持ちを出す事の居心地の良さ、
気軽さ、贅沢さを味わって欲しい。
「短い時間、
継続して話を聴いてもらう事」
これを人に提供したいなあ。