平本あきおさんのコーチングを聴いていた
先日は、自宅で、平本あきおさんという方から
「不登校の親向けのコーチング」をZOOMで受けました。
平本さんは、アドラー心理学の目的・未来志向に基づいてコーチングをしています。
今までコーチングをした人は、北京オリンピック金メダリスト、
メジャーリーガーなどのトップアスリートや有名俳優、
上場企業経営者をコーチングや
産業、医療福祉、教育、政治、芸能など各業界のリーダーや、起業家もサポートをなさってます。
有名な平本さん自身のコーチングはどんなものか、とても興味がありましたが、
今回、他の方が平本さんのコーチングを受けているのを見る事ができました!
平本さんは、言い方が柔らかくとても気を使っているという印象を
受けました。↑言い方ってとっても大事だよね。
●平本さんが話した事は次のような事でした。
子どもが、一人前になるとは、
「自立」して「協力」をして生活できる事である。
自立とは、自分の身の回りの事ができ、自分のやりたい事や、
学びたい事を選んで実行している事、
協力とは、人と協力して生活ができるようになっている事。
アドラー心理学では、人間が幸せになるためには「3つの条件」があるとしています。
その条件とは、
1、自己受容:自分が好きだと思えて、自分にOKを出せる状態
2、他者信頼(所属感):自分だけでなく、他人にもOKを出せる状態
3、貢献感:自分が役に立っている感覚
まさにその通りで、1,2,3の順番で、達成できるものです。
ただ、自己受容はね、自分のできない、嫌いなところも
含めて、好きになる事ですが、最初は難しいです。
こう思えるようになるには、考え方を変えないといけないからです。
根が真面目な人は最初に、私のここができない、あそこができない、と
そこだけにスポットライトをあてて見てしまいがち。
そこを、まずは、自分が今までやってきた事、できた事を
丁寧に気づいて、言語化していくんです。
例えば
「こどもを健康に大きくなるまで育ててきた」
「疲れた時もおいしいご飯を作ってきた」
「掃除、洗濯を地道にしてきたなあ」
「家族で愛情を注いできた」
「仕事では●●ができるようになった」
「人と協力して仕事をしてきた」
「親の介護を続けてきた」
「毎日、楽しく笑顔で過ごしてきた」
「●●を身に着けてきた」
と、細かい事全てですね。
そして、とてもとても大事なのが自分を労う事です!!
「変な嫌な人がいたりしたけど、私、よくやってきたなあ」
「辛くなった時も私、あれ、続けてきたよね。」
「よくやった!!私の心と体」
そう言って、今までの自分を抱きしめて、頭なでなでしてあげる事ですね~!!
(実際、自分をそう思いながら、自分で自分を抱きしめるといいですよ~)
労う事をしないと、最初に言ったようにできない所、嫌いな所ばっかり
目がいっちゃうんですよ。
(反省するばかりだとどんどん落ち込んでいく。)
「気持ちをうまく人に言えない」
「悲観的になる」
「あきっぱい」
「私は●●ができない」
「見た目があまり良くない。」
「太っている」
「私の●●が気に入らない」
ここばっかり見ていると憂鬱になる。
自己受容の役に立つのは、紙にこれらを丁寧に書く事もいいです。
これは一人でできますね!
でも、一人で紙に書く事が苦手な人(<=私みたいな人)は
話を人に丁寧に聴いてもらう事のがお薦めです。
これは、傾聴ですね!だから、私は迷っている事がある時や
もやもやしている時は、人に傾聴をしてもらいます。
新しく何かを始める時にもいいですね。
あなたが、自分の事を良いところも悪いところもすべて
丁寧に見つめて、自己受容したいなら、私の傾聴は、おすすめです。
丁寧な相槌とオウム返しと要約で
「しっかり話を聴いてもらった」
と満足できて自己受容できます。
自己受容で、自分の嫌いな所、苦手な所も含めて
自分自身ってこういう人なんだなあ、私ってこういう風に考えるんだなあ、
て気づいて納得する。
これができたら、自然と他者信頼(所属感)や人に貢献する事もできるようになります。
親が、自己受容できてない(自分を好きになれない)と、
子どもの欠点にも必要以上に目が行ってしまい、いい所に目が及ばない。
また、「親である自分がこう育ったから、子どもも同じようにするのが当たり前」、
と思考停止状態になる事もあります。
その結果、過度な期待を持ち、責めたり、子どもが不安になる事があるのです。
私も息子が、最初、
「小学1年で小学校に行きたくない」と
言った時は行きたくない原因を一生懸命、探していました。
それから、
「小学校に行くのは、当たり前でしょ?」
と思い、息子の手を無理やり引っ張って、道路を引きづって、学校に連れて行きました。
小学1年の時、2回、そうしました。3回目は、そこまで行きたくないなら、行かなくてもいいよね、とやめました。
それは、私の思い込みの最たるものでした。
子どもが自立して、人と協力して生活できるように育つなら、
必ずしも、今の小学校に行かなくていいんです。
息子には、今の小学校が合わないのだと一昨年の小学4年には受け入れる事ができました。
(小学校2年には、一度小学校に通う事ができるようになった。
しかし、小学4年に再度、行きたくないと言った時は
『これは、もう本当に小学校が合わないのだ』と観念した。)
逆に、親が自己受容できて、思い込みに気が付いたら、
子どもの欠点だけでなく、長所やできている事も余裕をもって見られる。
だから、こどもの今の状態だけを見て、一喜一憂しないで、将来を信じる事ができるんですね。
こどもも、親に信頼されている事を感じれば
自分で将来に対して、明るく考える事ができるようになります。
私の小5の息子は、今はフリースクールに行き、
デュエルマスターズのカード三昧です!
興味が持てなくて、学科の勉強は全然しません。集団行動、大嫌いです。
家事は、お皿洗い、洗濯物干し、段ボールゴミをまとめる、掃除等もお願いするとやってくれますね。
お弁当の卵焼きやお浸しを作って、魚を捌いたり、料理は好きですね。
ラーメンは一人で作って食べます!
そして、性格は繊細で優しく、物知りですね。
家では、漫画を読み、ゲーム(switchとPC)をして、
Youtubeよく見てます。視力は悪くなって、眼鏡になりました。
(息子は、少し、目を大切にしようと思ったようです。)
最近、息子は
「実はやりたい事がなくて、つまらないからYoutubeを見ている」
と教えてくれました。
私は
「そうなんだ。つまらないから、Youtube見てるんだね~。
何か、やりたいものがあったら協力するから、教えてね~」
って言ってます。
私と夫は
「●●(息子の名前)は、将来、自分の好きで得意な事を仕事にして、
大好きな仲間と楽しく過ごしていると思うよ。学校に行かなくても全然、平気だよ。」
と息子に伝えています。
そして、いつか、息子が好きで取り組みたい事が見つかると信じています。
これを書いてて、気づいたんだけど、息子が小学2年の時くらいに私は、サルサを始めましたね!
その時は、息子の不登校の事、仕事の事、
親たちの病気と介護の事、自分の運動不足と足の故障等、
心配事が多くあった。
親たちの度重なる入院と仕事との両立を探っていて
精神的にも辛かった時、ストレス解消にと、
やりたかったダンスを始めたんだった@@
最初は社交ダンスも考えたけど、手軽にできてスポーツジムで
体験したサルサが気に入ったんだった。
その時に、サルサを始めた自分を誉めたい!
そして、今、サルサが私にとって、とても大切で、生きがいとなっている事に感謝したい!
サルサが自己受容に繋がっているだな、と改めて発見しましたね。
加えて今は、好きな傾聴にも取り組んでいるので、
私は更に自分が大好きです!
私は、あきっぽいとか、雑な性格だったりして欠点もあるけど、
好きな事に取り組めている私は幸せなので、自己受容できてます!!!
私は、サルサをやり始めて
「生きてて楽しい~!」って思ったけど、
「話を聴いてもらう」事も、
同時にしてもらったら、もっと良かった。
その時に、傾聴を知っていたら、きっと傾聴を受けていましたね!
たくさんの課題に対しての不安な気持ちを聴いてもらいたかったです。
身近な人には同じ経験をした人が少なくて
ちょっと離れた人に気兼ねなく聞いてもらいかった。
否定もなく、アドバイスもなく、ただ、「うん、うん」と
聴いてもらいたかったです。
してもらったなら、
「いろんな問題に対して、気を配り、忙しく過ごしていて、私、よくやっているね!」
て労えたと思います。