私が傾聴をしていきたいと思った体験.1

こんにちは!あなたのセルフイメージを

あげる傾聴をする青柳風花です。

 

傾聴とは、ただ相手のいう事を耳で聞く

のではなく、目と耳と心を使って相手の

気持ちを受けとめて、聴く姿勢です。

 

今日は、私が傾聴をしていきたいと強く

思った体験を書きます。

 

正しくは、その時は話を聴くしかできな

かったのです。

 

●2014年の秋、保育園の運動会

その年の秋、息子は保育園の年長で、い

つもように保育園の運動会を見に行きま

した。

 

その時、保護者席のママ友の一人が体育

館なのに、深く帽子をかぶり、小さな椅

子に座り、すごく痩せた様子がとても気

になりました。

私の母も私が20代の時、病気で亡くなっ

ていますが、母の時の事を思い出しまし

た。

 

ママ友から、2年ほど前に婦人科系の病

気で手術をしたと聞いていたので、心配

になり、後日、夕方、隣町のお家によっ

てみます。

 

行く時は、かなり迷いました。ママ友の

息子と私の息子とは違う学年だし、保育

園以外では話したのは2,3回、遊んだの

は1回ほど。

 

でも私とは気が合う人だったから、行っ

てしまおう。

 

それでも、でしゃばりで、大きなお世話

かな。うーん、どうしよう。

 

いやいや、母みたいな病気の人は、友達

に「来て」とは遠慮して言えないだろう

と確信に似た気持ちがありました。

 

よし、仕事の後、ほんの少しの時間、
寄ってみようと、ママ友の家に向かい

ました。

 

●ママ友の家へ行く

「ピンポーン!」

ママ友のお母さん「どなたですか?」

 

私「息子が保育園でいっしょの○○

(ママ友の名前)の友達の青柳風花で

す!運動会で久しぶりに見かけたので、

ちょっと寄ってみました~。」

 

ママ友のお母さん「まあ!来てくれてあ

りがとう~。○○に聞いてみるわね~」

ママ友のお母さん「入って~。」

 

ママ友「来てくれてありがとう….。

(あまり元気ない)」

 

私「久しぶり。この前、保育園の運動会

の時、場所が離れてたから、話ができな

くて..でも、なんかやせたような気がし

たから、ちょっと心配になって寄っちゃ

った。」

 

ママ友「う~ん、実は….病気が再発し

ちゃって、やせちゃったんだよね。」

 

私「え  … そうなんだ。」

 

ママ友「体調悪いし、太れなくて、座る

とお尻が痛いんだよね。」

 

私「・・・そうか。
座る時、痛いのはつらいよね。」

 

スマートな体型のママ友は、病気でさら

にやせてしまい、友達の看護婦から薦め

られて、別の病院にいっている事、薬で

気分が悪くなる事も聞きました。

 

私の母も強い薬で体調が悪くなり、気持

ちも落ち込むことがよくありました。

 

病気をした本人もとても辛いし、身近な

家族もしんどい思いをしている事が容易

に想像できました。

病気の話ばかりでは、気づまりなのでマ

マ友の息子の話や、私の息子の話も軽く

して、なるべく明るく会話をして、1時

間くらいで帰りました。

 

話していて、あんまりよくない調子だと

いうのは強く感じました。

 

帰り際、介護しているママ友のお母さん

になんといったらいいか、迷った挙句、
「お母さんも、いろいろ大変でおつらい

ですよね。また来ますね」と伝えて帰り

ました。

 

●病気のママ友とは2回会っただけ

その後、強い薬の気分の悪さを弱めるハ

ーブを後日、持って行きました。

ママ友は、煎じて飲ませてもらったよう

です。メールで「おかげで気分がよくな

ったよ。また会おうね」と言ってくれま

した。

 

その後、会いに行く約束をしたのですが
私が風邪をひいてしまいました。

抵抗力が弱った彼女と会うと、重病にな

りかねないので、私の風邪が完全に治る

まではしばらく会わなかったです。

 

それから、私の風邪が治った後、また彼

女に会おうとしました。メールで連絡を

取り合っても都合が合わず、そのうち、

お母さんから体調が悪くなって再入院し

たと聞きました。

 

再入院した後は、メールの連絡もなかな

かとれなくなり、お家に行っても誰も出

なかったり。
頭の隅で少し気にしながらも私は仕事と
親の病院通い等で、慌ただしくしていま
した。

 

それから数か月後、彼女は2月に亡くな

ってしまいました。

 

それを聞いた時、愕然としました。

ああああ、やっぱり亡くなってしまった。

 

結局、実質2回しか、会えず、会って

も、大した話もできず、ただ話を聞い

ただけ。たったそれだけ。

 

私はいったい何ができたんだろう。

 

仕事や親のお見舞いとかで忙しくても

もっとなんとか時間を作って来れば良

かったじゃないか。

 

でもなんとなく、理由をつけて、会いに

行く事に気が重くなっていた自分も自覚

していました。

 

シングルマザーで、彼女の元旦那さんの

事もついこの前、教えてもらったばっか

りなのに、何にも力になれなかったなあ

 

 

何にもできなかったなあ。

 

話を聞いただけ….

 

せめて、もっと話をきけば良かった。

 

●落ち着いた時に考えた事

 

彼女のお葬式が終わった後は、保育園の

謝恩会の幹事で慌ただしく、卒園式や謝

恩会も過ぎて春になり、ようやく落ち着

きました。

 

その時、ぼんやりと、思いました。

 

『これからは、もしできるなら、できる

だけ人の感情に寄り添う事をしていきた

い。

彼女の病気を治す事も、現状を良くする

ことはできなかったけど、私は話を聞く

ことだけ少しできた。

 

自己満足かもしれない。
家族でもない友人だけど。
でも会う事もしない、話を聞かないより

は、少しはましだったかもしれない。

 

今まで、よほど仲良くなかったら、人と

の間にでしゃばるような事はしてはいけ

ないと思っていた。

 

個人がそれぞれ、仕事などで忙しく、プ

ライバシーを大切にするこの時代に、人

は自分の事情や感情を遠慮して出さなく

なっている。

 

下手に出すと、悪用されたり騙されたり

する事もあるから警戒して出さない事も

多い。それも当然といえば、当然。

 

でも以前の自分みたいに、人に話した

い、でも話したら迷惑かな、って遠慮

している人には、私のできる範囲でで

しゃばって行こう。

 

これをしないと私、自分が死ぬ時、後悔

するような気がする。』

 

—————————————–

以上が、私が傾聴をしていきたいと強く

思った体験です。

 

私が人に話したい、でも話したら迷惑か

な、と遠慮していた事をそのうち書きた

いと思います。

 


 

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